マツダ・ロードスターに続いて、デビューから3年近く経過した、BMW Z4 を取り上げました。新しいクルマではありませんが、
「デザインの話」をするには欠かせないクルマだと判断しました。
世界中のBMWファンをびっくりさせた、クリストファー・ヴァングル氏のデザインの集大成だと思ったからです。
#2は12月初旬の収録でした。陽が落ちるのがめっきり早くなり、
夕方3時を過ぎると、急激に日が傾き、スタッフは焦ります。
ただ、斜めになった日差しが、このクルマの陰影をくっきりと浮かび上がらせたのは、思わぬ収穫でした。
Z4をしげしげと眺めるにつけ、このデザインを最初に見たBMWの幹部達の驚きようが分かります。そしてこのデザインにゴーサインを出した彼等の勇気に頭が下がります。
僕が試乗した3リットルの、BMWが言うところのマニュアルバージョンは、ATでの運転は、低速運転にやや難があります。
勿論マニュアル操作にすれば何の問題もありません。
僕は運転のチャンスがなかったのですが、今回現場にあったもう1台の黒いZ4は2.5リットルのAT車でした。これを乗り回していたIディレクターは、そのATを絶賛していました。日本で乗るには2.5の方が良い選択と思われます。
実は、最近発売になった2.2リットルの、Z4Romanticという廉価版(といっても440万円です)を紹介したかったのですが、試乗車が手に入りませんでした。恐らくこれが日本最適バージョンではなかろうかと、密かに思っています。
街乗りは前回のマツダ・ロードスター、高速ではBMW Z4、これがベストの乗り分けでしょう。それが出来れば幸せですが。
建築家 前田紀貞さんの1965年式のインパラは衝撃的でした。
久しぶりに見た、堂々たる大きさのアメ車でした。
エンジンそのものも充分に大きいのですが、車体の大きさに比例して、エンジンルームも大きいので、結局、ボンネットを開けると、
中はガラガラに空いています。あちこちから、道路が覗けます。
かなりクタビレテいる車体なのに、ルーフが電動で開閉出来るのも驚きでした。
エンジンルームの中に、お酒のビンとしか見えないものがセットされていたのも不思議でした。ビールの小瓶ほどの透明なボトルで、
ジン等のスピリッツ系のお酒に見えます。しかし貼ってあるラベルにはしっかりGMと印刷されています。持ち主の前田さんも、
「何だか分からない」とおっしゃいます。
ところが、GYAOの美人社員の篠原奈緒子さんがおじいさまに電話して、後日正体が判明しました。
トランスミッション用の補充オイルだそうです。
当時は、お酒そっくりのボトルに入れて、エンジンルームの中にアクセサリーのようにしてセットするのが流行っていたそうです。
篠原さんのおじいさまは、自動車販売店を経営していたそうです。GYAOにも、いろいろな人材がいます。
番組を見た方はお気付きでしょうが、前田さんは物凄いヘビースモーカーです。ほとんどチェーンスモーキングです。
本人は一日100本ぐらいとおっしゃいますが、200本はいっていると僕は見ました。

 



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Z4 3.0 サイドの複雑な面造型が良く分かる。
Iディレクター絶賛の2.5。左の背中がIディレクター。ちなみに、彼はメルセデスのAMGに乗っている。
午後3時ぐらいから、急激に日が傾き始める。
インパラ運転席。カーナビ装着。助手席足元には2つのスピーカー。
この写真のブレ方はなかなか良い。
インパラ、エンジンルーム。画面上方に見えるのが、問題のボトル。