CAR TOUCH では初めての軽自動車、三菱のi(アイ)です。
前回のメルセデスSクラスからiに乗り換えると、あまりの大きさの違いに、本当に驚きます。
ただ、僕は、基本的に小さなクルマが好きなので、
運転するのは、iの方が面白かったです。
デザインは、コンセプトカーそのもので、かなり刺激的です。
三菱は、リアミッドシップと言っていますが、リアにエンジンを載せた軽というと、昔のマツダキャロル、スバルR2等を思い出します。
R2は、始めは空冷エンジンでした。正にVWのカブトムシと同じ構造でした。水平対抗エンジンではありませんでしたが。

僕が初めて軽を運転したのは、学生時代のアルバイトでした。
東京の首都高速の黎明期で、開通していたのは、宝町〜平和島間だけでした。その間をパトロールするのが、黄色と白に塗られたダイハツミゼットでした。
パトロールというとカッコイイのですが、主な仕事は、落ちているダンボール等の回収、今では信じられないのですが、大井競馬場付近で、クルマを停めて競馬を見ている人達に、「移動して下さい」と呼びかけること。そして一番大変だったのが、風の強い日の翌朝、平和島周辺は埋め立てたばかりの更地が多かったので、
側溝に堆積した砂を片付けること。ミゼットの荷台にかなりの量の砂を積んで走るのですが、何回横転しそうになったか分かりません。

あの頃に比べれば、現代の“軽”は素晴らしいクルマになりました。
さて“i”です。
iは、軽の中でもかなり高額なクルマです。
思い切った構造や、新設計のエンジンにいくらお金がかかったからと言って、あまりにもチープな内装です。
クルマに乗ってしまったら、インテリアしか見えません。

今回のゲストは、初めての女性です。
「宮宇地」というのは、一種のペンネームで、本当は宮内さんと思っていたのですが、宮宇地がご本名だそうです。
とにかく、屋根がないか、屋根が開くクルマしか所有したことがなく、1年中オープンで乗るそうです。
「とても、自由になれる」とおっしゃっていましたが、
確かに、今のオープンカーは、強力な暖房装置が完備しているので、
真冬が一番気持ち良いと言う人は多いです。
真冬に露天風呂に入る感じなのでしょうか。
宮宇地さんについては、クライアントの関係で、作品をご紹介出来なかったのが残念です。

今回のおまけ。

 

先日、小学館発行の雑誌「ラピタ」主催の試乗会がありました。
毎年、大磯にあるホテルで開かれるJAIA(日本自動車輸入組合)主催の、いわゆる「外車イッキ乗り試乗会」が終わって、そこへ何台かの国産の新車を加えて、「ラピタの試乗会」にしたものです。
幸運にもそこへ参加することが出来ました。

今回はその様子をご覧下さい。
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大磯プリンスホテルの駐車場に、31台のクルマが集結。快晴。地球が丸いことがわかる。
31台のクルマが並べられて、全てにキーが付いています。誰も乗っていなければ、自由に乗ることが出来る。 言ってみれば、バイキングスタイル。
FIATパンダ2×2。 女性はCAR TOUCHのプロデューサー、右はラピタのインタビュアー柴田さん。彼は、ニュースステーション初期の頃の、水中リポーター須賀潮美さん(最初に番組に出演した時はまだ女子大生だった)の旦那さんと分かり仰天する。

BMW325iツーリング。 今までに乗ったBMWの中で、このエンジンのフィーリングがベストだった。カータッチで乗った、Z4の3リットルエンジンよりも、だいぶ前に乗った330iよりも、ずっと良かった。どういうことでしょうか。

BMW325i ツーリング。 今までに乗った BMW の中で、このエンジンのフィーリングがベストだった。カータッチで乗った、Z4 の3リットルエンジンよりも、だいぶ前に乗った 330i よりも、ずっと良かった。どういうことでしょうか。


キャデラック STS 。 僕の子供の頃、クルマといえばアメリカ車だった。で、高級車といえば、まずはキャデラック。今でも、街でキャデラックを見かけると、思わず目で追ってしまう。キャデラックも FR に戻ったあたりから、ぐっとドイツ車と日本車に近づいた感じ、良いのか、悪いのか。

ルノー・ルーテシア。 それにしても素晴らしい天気。後ろは太平洋。海はリオのコパカバーナに繋がっている。

ルーテシア。


レンジローバー。 徳大寺さんが常に絶賛している。乗ってみると確かに素晴らしい。最後のドアガラスに映っているのは撮影者、 OTO の伊藤マネージャー。


さまざまなクルマがありました。


一度乗りたかったクライスラー300 C 。思っていたよりも遥かに運転しやすい。インテリアが実に見事。

今回の試乗会の最大の収穫、 MERCEDES-BENZ E320CDI 。3.0 リットル V6 ディーゼルターボエンジン搭載。 メルセデスのディーゼル車を運転したのは初めて。その力強さ、滑らかさに驚く。最近の高級車のエンジン音の静かさがちょっと面白くない僕にとっては、実に適度なエンジン音。
後日お目にかかった小林彰太郎氏も、あのぐらいのエンジン音はあった方が良い、とおっしゃっていました。
恐らく今年の秋、日本に登場する。
実は、このメルセデスもクライスラーも試乗車ではなかった。
ダイムラー・クライスラーの関係者が、足として大磯の会場まで乗ってきたクルマに試乗させて頂いた。深く感謝。


ラピタ4月号はただ今発売中です。

 
 

 

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このクルマは三菱i比較するものがないと、絶対的大きさは分からない。

陽が傾き始めて、逆光になってしまった。
原則として、2台借りて撮影する。
かなり高いポジションのカメラもある。
荒川さんとエンジンを探している。
いつものレストランの前で。トリノオリンピックの スノーボード・パラレル大回転に出場した、鶴岡剣太郎さんが このレストランで働いていたそうです
天王洲のクリスタルヨットクラブで。
ボクスターには、結構収納スペースがある。
宮宇地さんが大好きというボクスターの“顔”をチェック。
宙に浮いているコートが不気味。