今回は、まず残念なお知らせをしなければなりません。
久米宏のCAR TOUCHは,次回で一区切りをつけることになりました。これは突然決まったことではなく、始めから全12回の予定でこの番組を始めました。
ただ、これが今までのテレビ番組とは決定的に違うところなのですが、このCAR TOUCHは、#1〜#12まで、何時でも、見たい時に見ることが出来ます。とりあえず、11月いっぱいまでは、何時でも視聴可能です。
これから先も、チャンスさえあれば#13を、さらに#14と、アーカイブを増やしたいと思っています。
国産車と輸入車を交互に取り上げてきましたが、最後になって、
イタリア車も取り上げていない、アメリカ車も、となって、
このところ輸入車が続いてしまいました。
さて、今回はキャデラックです。
僕が子供の頃、クルマといえばアメリカ車でした。その中の高級車は、リンカーンとキャデラックでした。中でも、キャデラックはその豪華さが群を抜いていて、まさに世界最高峰のクルマでした。
「子供の頃に刷り込まれたイメージ」は強烈で、今でも街中でキャデラックを見かけると、「ああ、由緒正しいお金持ちが乗っているんだなー」と思いつつ、そのキャデラックに見とれてしまいます。
ですから、今回のキャデラックのトランクの内側の処理がお粗末だったりすると、大きな衝撃を受けてしまいます。
とにかく、GMもフォードも、その経営危機から一刻も早く立ち直って欲しいものです。
僕としては、STSより一回り小さい、キャデラックCTSの方が、
引き締まったデザインで、好ましく思われます。



今回のゲストは建築家の大江匡(ただす)氏です。
都心の、緑豊かなエリアにある事務所は、かなり規模の大きなものでした。なかでも大阪事務所と光ファイバーで一体化された様子は、
テレビ会議なるものが既に陳腐化していることを物語っていました。
さて、大江氏の愛車は、ポルシェ・カイエンです。
このクルマは、ポルシェが初めて出した4ドア車のSUVで、
発売は、日韓共同開催のW杯の年、2002年です。
当時あまり元気のなかったポルシェ社が、カイエンの世界的大ヒットで息を吹き返しました。息を吹き返したどころではなく、ドイツの代表的優良企業にのし上がり、最近ではVW社の株を引き受けて、
その絶好調ぶりを世に知らしめました。
大江氏は、発売直後に、ゴルフ専用車としてカイエンを購入したそうです。月に1000キロというと、相当の頻度でゴルフにいらっしゃるようで、かなり日に焼けているのも頷けます。
カイエンはかなり大きいクルマですが、乗り込んでみると、
そのキャビンは、適度にコンパクトで、スポーツカーメーカーのDNAがうかがわれます。

 

 

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いつものように、撮影準備。
こうして見ると、なかなかの存在感。

堂々たる押し出しだ。

おなじみのキャデラックのエンブレム。

同じくエンブレム。ただしこちらはプラスチック製。このエンブレムの裏に、前車との車間距離を計測する電 波発射装置があり、金属だと干渉してしまうので。

GM自慢のノーススターエンジン。4.6リッターV8 324馬力。

いつもは2台で撮影だが、今日はキャデラックが3台。ジェネラルモーターズジャパンのスタッフが見学に来ていて、彼らが乗ってきたキャデラックも加わる。
今年の春は、いつまでも寒い。ADの中山君。
細部を、入念にチェック。
大江氏の事務所正面。
正面にあるモニター画面の中は、大阪事務所。東京事務所と常時つながっている。
大江氏の愛車、ポルシェカイエン。

トランクには、ゴルフセット
☆ 去年の秋のヨーロッパ旅行では、珍しくアメリカ車が目に付いた。

ミラノで、クライスラー300Cワゴン AWD
マルセーユでも、クライスラー300C
パリのホテルの部屋から、キャデラックを発見。