メルセデスE320 CDI ステーションワゴンを、期待を込めて試乗しました。 今年の2月3日に、雑誌ラピタの試乗会で、ほんのちょっと乗る機会がありましたが、その時の、エンジンの静かさ力強さが忘れられません。
さて、今回の試乗です。
静かなところでエンジンをかけ、ボンネットの脇に立つと、かすかにディーゼル特有の音が聞こえます。しかし、車内に乗り込みドアを閉めれば、もうガソリンかディーゼルかは分かりません。
ましてや、様々な音が溢れる街中で乗ったなら、事前に言われていてもとても分かるものではありません。
発進時や加速の時の力強さは目を見張ります。
ターボチャージャーもとてもよく出来ていて、存在を主張することはありません。
最大トルクは5リットルのガソリンエンジンに匹敵するという宣伝文句に嘘はありません。とにかく日常のアシとしては、ガソリンエンジンと比べて何ひとつ不満はないでしょう。
クルマ自体もディーゼルエンジンも、恐ろしく丈夫に出来ているようです。ステーションワゴンとしては文句なしの実用性です。
高すぎる値段以外は。
このクルマは、アメリカで21.05km/Lの記録をつくったそうです。
日本でも、福岡から富士スピードウエイまで無給油で走り、
まだタンク内には充分東京まで行ける燃料が残っていた、という情報も聞いています。ところが、実際の燃費がそれほどではなかった事が気がかりです。
|