前回のクロスポロに続いて、今回はHONDAクロスロードに乗ってみます。
クロスロードは、かなりユニークな形をしています。
荒地を乗り越えるタフなクロカンSUVとも見えますが、
実は7人乗りで、ミニバンの要素も備えています。
ある時はアウトドア風のSUV、ある時はミニバン風に街乗りをこなす。
このふたつの機能が“クロスロードしている”という事なのでしょう。
「タフ〜頑丈」ということですが、試乗した18Lは1800ccのFFです。
もちろん、1.8の4WDも2.0のエンジンもあります。
しかし、4WDはフルタイムではありません。で、再度しかしですが、
北海道の雪道テストではなかなかの走破性だったという情報も聞いています。
「タフ〜頑丈」ということに関してですが、
HONDAのクルマは頑丈だ、というイメージはありません。
でも、CITYという小型車には、大勢のHONDAファンが長い間乗っていました。
去年、パリであのワンダーシビックが元気に走り回っているのを目撃しました。
アメリカでは、猛烈に古いHONDA車がたくさん走っています。
HONDAのクルマはあまり丈夫ではない〜というイメージは日本だけなのかも知れません。

さて、実際に乗ってみると、これは便利そうなクルマです。
7人が乗り込む機会は、実生活ではそうはないので、3列目のシートをたたんで
4人乗車のクルマとした方がいいでしょう。2列目シートは後ろへ大きくスライドします。荷室は充分広いし、ハンドリングは素直だし、アイポイントも高いので
運転はとても楽です。
試乗車はピカピカだったので、ややオモチャっぽかったのですが、
このクルマを5〜6年乗り倒して、少しヤレてきたら、味のあるクルマになるのでは

と思いました。




いつもの駐車場でクロスロードを受け取る。   いかにも“タフ”なデザイン。   早速運転席をチェック。   エンジンルームも覗いてみる。1,8L i-VTECエンジン。

フロアマット。   今回はインテリアから見ていく。   最近、HONDA車のハンドルのデザインは統一されてきた。   メーター類は見やすいが、もう一回り大きくてもいい。

シフトレバー(5AT)と隣の空調系の操作ボタン。シンプルで分かり易い。 シフトレバーの2つ目のボタンは、3速に固定するもの。下り坂のエンジンブレーキ用。   運転席の足元。サイドブレーキは足踏み式。   このクルマの特徴は7人乗りという事。2列目をはね上げて、3列目に乗り込む。   3列目を倒して、大きなカーゴスペースを作り出すところ。

3列目を倒さないと、カーゴスペースはミニマム。   2列目の座席はゆったりしている。3人乗車はややつらい。   3列目から見た前方。   アウトドア使用に向けて、収納スペースも多い。 まず助手席前のグローブボックス。2段式。

助手席側ドアの収納。   運転席側ドアの収納。   運転席と助手席の間。最大限のスペースを取っている。 シフトレバーの下方にも収納スペースが見える。   3列目にもカップホルダー。これ以外にも細かい収納スペースがあって、 どこに何を入れたのか、忘れてしまいそう。

さて、クロスロード最大の売り物、エクステリアチェック。   “ハマー”も少し入っているか。いかにもタフな横顔。   正面の顔つきもタフネス一本槍。   ヘッドライト周辺の「角」が、スパッと切り取られている。 取り回しがグッと良くなるそうだ。

リアのコンビネーションランプも特徴的。   角度によっては、落ち着いた佇まいも見せる。   このヘッドライトはかなりユニーク。

試乗した18Lは190万円台です。
SUV、ミニバン、ステーションワゴンとして使えます。
このクルマについては、“この形が好きか嫌いか”に全てがかかっています。
じっくり形を見て下さい。

PS  VW社は、クロスポロ、クロスゴルフに続いて、「クロストゥーラン」

  を発売するそうです。








 

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