カータッチ速報は、MINI以来しばらく更新していませんでした。久しぶりの試乗です。 今回は、7年ぶりにフルモデルチェンジを受けた、メルセデスのCクラスです。 実は、僕は先代、先々代と2台のCクラスを11年に渡って乗ってきました。 個人的にも非常に気になる新モデルです。 今回のモデルチェンジでは、ふたつのタイプが発表されました。 エレガンスとアバンギャルドです。 日本ではアバンギャルドばかりが売れているそうですが、 僕は絶対にエレガンスの方が良いと思っていたので、 迷うことなく、エレガンスを借り受けました。 メルセデス・ジャパンはC250を強く勧めてくれましたが、 C200・コンプレッサーが右ハンドルだったので、こちらをチョイスしました。
ハンドルを握って走らせてみました。 コンプレッサーが付いてはいますが、やはり1795ccでは力不足。 発進時や加速時には、ストレスを感じるし、かなりエンジン音が気になります。 ただし、高速道路では一旦流れに乗ってしまえば、力不足は感じないし、 山あいの長い登り勾配でも、問題はないと思いました。 高速安定性はさすがで、メルセデスに乗っている事を思い出させてくれます。 車内も広くなりました。特に、運転席の足元はずいぶん余裕が出来ました。 今回、415キロを走り、消費ガソリンは37.7リットルでした。 ほとんどが高速道路だったとはいえ、リッターあたり11キロという好燃費でした。
車外に出て、ドアをロックすると、ドアミラーが自動的に畳まれる。 遠くから見ても、ロックされているのがひと目でわかる。コレは便利かも。
新しいCクラスは1週間我が家のガレージにありました。 毎日見ていると、写真ではそうでもないのですが、フロントグリルの大きさが、 どうにも気になってきました。これはEクラスのマイナーチェンジ後もそうでした。 どうにもバランスが悪いように感じます。 「所有するのだったら、絶対にエレガンス」と思っていたのが、1週間たったら、 「やっぱり、アバンギャルドにするかな・・・・」になっていました。 アバンギャルドのあの大きなベンツマークが、ひとまわり小さくならないものでしょうか。 カーデザイナーの荒川健氏は、このCクラスのデザインを高く評価しています。 一部ですが、雑誌Motor Fan から引用してみます。 “新型Cクラスのデザインで最も象徴的なのは、フロントグリルの幅を広げて基本面を起 こしている点である。全体の印象からも、これまでのシェレンプ体制でのエモーショナル志向から、かつてのブルーノ・サッコ時代に持っていた威厳や品格も重視したデザイン戦略にシフトし始めたように私には感じられるのだ“ 荒川氏の読みが正しいとすると、CLSクラスのような馬鹿げたデザインのメルセデスは姿を消してくれる のでしょうか。 CLSは世界中で売れているらしいから、やっぱり駄目でしょうか。 では、僕が乗っている先代のCクラス(AMG仕様ではありますが)と、 新しいCクラスを、じっくり見比べて下さい。