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Episode11
Episode11'
総集編

ジーコ、本名Arthur Antunes Coimbraは、1953年3月3日に、
ブラジル リオデジャネイロで生まれました。
一番上がお姉さんマリア・ジョゼー(愛称ゼゼー)、続いて男の子5人の兄弟です。
男の兄弟は上から順に、ジョゼ・アンツネス(ゼッカ)、
フェルナンド(ナンド)、エドゥワルド(エドゥー)、アントニオ(トニッコ)、そして末っ子のアルツールです。アルツールのことを
“ジーコ”と呼び始めたのは、いとこのエルメリンダのようです。

この6人兄弟が仲良く暮らした家は、今でも当時そのままに、
リオデジャネイロ郊外、キンチーノに存在します。
今回は、ジーコの生家を訪ねます。

ジーコの生まれた家。かなり立派。隣の女性は通訳のジュリエッタさん。もちろん日系です。カメラを構えているのは薗田監督。 玄関先には花が咲き乱れている。 見上げると、アセロラの赤い実がなっている。 長女のマリア・ジョゼ(ゼゼー)さんが迎えに出てくれた。
まず、裏庭にある「フットサルコート」を見つけた。 右下にフットサルコートがある。ここはサンバ等の為のスペース。正面に書いてある「グルーポ・ジュベントゥージ」というのは、ジーコのお兄さん達が作った、サッカーとサンバを中心に活動をしたグループの名前。 壁には、兄弟や友達の名前が書き込まれている。彼らの若い頃の情熱が伝わってくる。 部屋の中で撮影の準備。
ゼゼーは現在63歳。心理学者。大変気さくな方。 10 沢山のトロフィーや写真。 壁にかかっていた絵。家の前の道でボールを蹴っている子供たち。右下にあるサインは、Nando。つまり、この絵を描いたのは、次男のフェルナンド。 皆で、その坂道(ルシンダ・バルボーザ通り)を眺める。
 
皆で、その坂道(ルシンダ・バルボーザ通り)を眺める。 まさに、「あの絵」が、ここにある ジーコの家の近くの商店街で。ブラジルのエネルギーと未来を感じる。

フラメンゴのホームスタジアムのスタンドでの、アジーリオ氏に続いて、ジーコの幼馴染にも会いに行きました。今はリオで麻酔医として忙しい日々を送っているシリーロ氏と、
1985年にジーコが左膝に重傷を負った時、フラメンゴのチーム
ドクターだったジョゼッペ・タラント氏です。
それぞれのご自宅にお邪魔しました。

リオきっての高級住宅地のイパネマにあるシリーロ氏の自宅。セキュリティーは完璧。 シリーロ氏は53歳。腕利きの麻酔医。忙しい中、時間を割いてくれた。最後まで立ち話のインタビュー。終わって気が付いたらサングラスをかけたままだった。
フラメンゴの元チームドクターのジョゼッペ・タラント氏は1934年イタリア生まれ。現在はリオ郊外の瀟洒なお宅で悠々自適の毎日。 居心地の良い居間でインタビュー。 1985年のジーコの大怪我は左の膝だった。しかし、タラント氏は、何度聞いても「右の膝だった」とおっしゃる。結局、医者が正面に座った患者を見たら、患者の左の膝は、医者の右に位置していたのだと、納得。
 
これは、最近ネット上で発見した、ロナウジーニョが子供の頃サッカ−をしていた道路。ジーコ宅の前の道とそっくりで驚いた。